援助の現場で起きる「どうしたらいい?」を、TAの視点から考えてみます。
🟢一生懸命助けているのに、なぜ相談が続かないのか?
子育て支援に関わるカウンセラーの方から、こんな相談がありました。
「相手のためを思って、一生懸命相談に乗っているのです。」
「でも、なぜか相談が2回目以降に続かないのです。」

そこで、
「どのように相談に乗っていらっしゃるのですか?」と尋ねました。

すると、「お母さんの話を聴きながら、
『子育てのここが問題ですね』
『ここがうまくいっていませんね』
と、問題を指摘しています。」と話されました。

そこで、
TAの「ドラマの三角形」を一緒に見ました。
「そのとき、ご自身はどの役割で関わっていますか?」

すると、「最初は、助けてあげようとして救助者になっています。」
そして途中から、「ここがうまくいっていません」と指摘することで、
「迫害者になっています。」と気づかれました。

そして、こう話されました。
「自分のやっていることも、心理的ゲームになっていたのですね。」
「相手には、自分で考える力があると信じて関わることが大切なのですね。」
「救助者ではなく、援助者として関わることが必要なのですね。」


🔵TAをこう使う
援助職は、「何とかしてあげたい」と思います。
それは自然なことです。

しかし、
何とかしてあげようとするあまり、相手が自分で考える力を奪ってしまうこともあります。

最初は救助者。でも、相手が思うように変わらない。
すると、いつの間にか、「どうしてできないの?」という迫害者になる。
そして、「私はこんなに頑張っているのに」と犠牲者になる。

TAのドラマの三角形は、
援助関係の中で、自分がどんな役割に入っているのか
を見る手がかりになります。

相手を変えようとする前に、
「私は今、どんな役割で関わっているのだろう?」
と振り返ってみる。

そこに、新しい援助の可能性が生まれることがあります。

TAを知ると、援助の場面に新しい見方が生まれることがあります。
※本投稿の事例は、実際の援助・研修場面から得た学びをもとに、個人や組織が特定されないよう内容を変更し、教育用に再構成しています。

◎ ウイン教育コンサルタンツ 対人援助の実際 TA202プラクティショナーコース

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