
🟢 なぜ、わかってほしいのに伝わらないのか?
例えば、職場で。
部下:「最近、仕事が多すぎて、ちょっときついです」
上司:「じゃあ、優先順位をつければ?」
部下:「いや、そういうことじゃなくて……」
上司:「じゃあ、残業すれば?」
部下:「もういいです」
上司は、部下を助けようとしたのかもしれません。
仕事が多くて困っている。
だったら、解決方法を考えよう。
そう思ったのかもしれません。
でも、部下は、「解決方法を教えてほしい」と言ったのでしょうか。
もしかすると、「大変だね」「最近、本当に忙しそうだね」と、
ただ、わかってほしかっただけなのかもしれません。
なぜ、こんなすれ違いが起きるのでしょうか?
🟠 TAでは、こんなふうに見ることができます。
人は、相手が困っているように見えると、
「何とかしてあげなければ」と思うことがあります。
そして、
「こうしてみたら?」「だったら、こうすれば?」
と、すぐに解決策を出してしまう。
しかし、
相手が求めていない助けは、
ときに、「話を聴いてもらえなかった」
という思いにつながることがあります。
TAでは、このような関わりの中に、
救助という関係のパターンを見ることがあります。
助けようとすること自体が悪いわけではありません。
ただ、相手が求めていないのに、
相手の代わりに考え、
相手の代わりに答えを出してしまうと、
知らないうちに、
「あなたには自分で解決する力がない」
というメッセージを送ってしまうこともあります。
🟡 大切なのは、何を与えるかを決める前に、相手が何を求めているのかを知ること。
例えば、
「今は、話を聴いてほしい?」
「それとも、一緒に解決方法を考えようか?」
と尋ねてみる。
また、
「今日は、解決策はいらないから、ただ聴いてほしい」
と、自分が求めていることを伝える。
そんな選択肢もあります。
TAでは、
「相手が求めない限り与えない」
「相手の代わりに考えない」
という考え方があります。
これは、相手を放っておくということではありません。
相手には、自分で考え、選ぶ力があると信じること。
だからこそ、まず話を聴く。気持ちを受け止める。
そして、必要であれば一緒に考える。
「わかってほしいのに、伝わらない」
そんなとき、少し立ち止まってみてください。
私は今、相手に何を求めているのだろう。
そして、相手は今、私に何を求めているのだろう。
その問いから、これまでとは違う会話が始まるかもしれません。
▶ NOTEでは、
・なぜ「助けよう」とするとすれ違うことがあるのか
・自我状態から見ると何が起きているのか
・心理的ゲームとして見るとどんなパターンがあるのか
・「共感してほしい」のか「解決策がほしい」のかを確認する契約
・「救助」ではなく「CARE(思いやり)」で関わるという考え方
について、詳しく読み解いています。
「なぜ、わかってほしいのに伝わらないのか?」
ぜひ、NOTEの記事もお読みください。
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