②「自分を知る」と、人との関係が変わる
――自我状態

同じ自分なのに、

「今日は、なぜかすごく厳しく言ってしまった」
「上司の一言が、なぜかとても気になった」
「子どもの頃のような気持ちになってしまった」

そんな経験はありませんか?

TA交流分析には、人の心の働きを理解するための「自我状態」という考え方があります。

人には、
「親」
「成人」
「子ども」
という3つの自我状態があります。

これは、単なる性格分類ではありません。

その瞬間、自分がどのように
考え、感じ、行動しているのか。
それを理解するための考え方です。

たとえば、部下に何度も同じことを注意してしまう。
「どうして、こんなこともできないの?」
そう言っている自分は、もしかすると「親」の自我状態になっているのかもしれません。

反対に、上司から少し注意されただけなのに、
「自分はダメだ……」
と必要以上に落ち込んでしまう。
そこには「子ども」の自我状態が関係しているかもしれません。

私たちは、自分の意思で「今の自分」を動かしていると思っています。
けれど実際には、知らないうちに過去から身につけてきた心のパターンで反応していることがあります。

だからこそ大切なのは、
「今、自分はどの自我状態から相手と関わっているのだろう?」
と気づくこと。

自分の反応が見えるようになると、相手の反応も違って見えてきます。
そして、人との関わり方も変わっていきます。
自分を知ることは、人との関係を知ることでもあるのです。

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